ビットコインやイーサリアム、ドージコインなどの仮想通貨の取引価格が高騰している状態で、取引センターでは、検索しても出てこない「Pi Network」,「Pi Coin」はパイ保有者、マイナー(発掘者)、検索者にとっては不安要素となってしまいます。
パイネットワークの招待コードは「LiyanSyuya」です。
しかし、マーケットに安易に出さないことはPi Networkメインチームの決断なのです。コードを書いて市場に「通貨商品」としてホットマネーを集めるではなく、PiCoinを実際使うことができるエコシステム(生態系)の構築を優先しているからです。
では、一体いつPi Networkをマーケットにだすか? これから紹介するステップが終わるまでだとメイン開発チームが宣言しています。
アップデートと第2半期計画
Pi Networkコアチーム
メイン開発チームの戦略は、常に分散化、エコシステムの構築、ネットワークの成長です。
第1四半期には、分散化に向けた重要なマイルストーンであるPi Walletをリリースし、すべてのパイオニア(発掘者)がPi Testnetと対話できるようにし、ネットワークをメインネットに向けて準備しました。また、Pi Utilitiesプラットフォームの新しいインターフェイスであるPi Browserをリリースし、Piアプリの構築、テスト、アクセスを容易にしました。同時に、ネットワークは1,700万人以上のパイオニアが参加するまでに成長しました。
第2四半期において、コアチームは、テストネットと成長に向けた取り組みを継続する一方で、Piエコシステム(生態系)の構築に必要なインフラであるPi Utilities Platformの構築と改善に注力してきました。本当の価値創造は、ユーティリティーとアプリケーションの中で起こると考えているため、ユーティリティー・プラットフォームの開発は、パイネットワークの重要な戦略の一つとなっています。市場の変動や暗号領域でのノイズの状況下では、本物のユーティリティと強固なエコシステムが最大の防御策となります。
具体的には、Pi Utilities Platformのために以下のことに取り組んでおり、第2四半期の後半にリリースされる予定です。
Testnetとの統合
これにより、サードパーティのPiアプリがPiウォレットを呼び出し、Pi Testnetにトランザクションを送信できるようになります。メインネットが稼働すると、このプロセスはメインネットに接続され、パイオニアはPiアプリでPiを使うことができるようになります。
Piブラウザとの連携
ブラウザの発表でも触れましたが、Piブラウザは新しいユーティリティプラットフォームのよりオープンなインターフェースです。
新しい開発者ポータル
Piアプリを開発するサードパーティの開発者は、このポータルで特定のリソースを使用するための申請や承認を求めることができるようになります。
エコシステム・アプリの構築と展開のための標準化された環境
エコシステムアプリの開発者は、Piサーバーへのデプロイや数百万台のパイオニアへのスケールアップの際に、それほど複雑な作業を必要としない方法でアプリを構築できるようになります。なお、エコシステムアプリとは、タイプ2のPiアプリのことで、タイプ1のビジネスアプリとは異なり、通常はビジネスモデルを持たず、エコシステムに不足している機能を提供するものです。
Pi Networkの生態系を完璧に構築したうえで、メインネットに発表できるには、関係筋の話によると、今年2021年末になるではないかとのことです。お楽しみに!